オフィシャルなプレイ

satoyukiEII2007-02-20

ダイキ工業はどうも詰めが甘いというか、細部の仕上げがヤボったいんだよなぁ、素材は良いのに的コンバンハ。


タッチペンというのはDSの最大の特徴の一つですが、携帯ゲーム機としてはいかがなものかという側面も、ないではありません。別に携帯ゲーム機だからといって自宅でやってはいけないわけではないので、そういう場合には面白味もありますが、携帯ゲーム機が本領を発揮する外出時の使用においては、スムーズなプレイの妨げになる場合も出て来ます。世界樹の迷宮の公式ブログにもある通り、スタッフもいまいちタッチペンが好きになれないというか、もてあましていたようで、その扱いには気を配ったようです。公式ブログいわく、ガッツリプレイ時にはタッチペンでせっせとマッピング、チマチマプレイ時にはマップの完成したエリア内でレベル上げ、というのが推奨の遊び方のようで、私もそれにならって日曜日にB1Fのマップを完成させ、昨日今日とレベル上げにいそしんでいたわけですが……さすがにB1Fは探索し尽くしました。一部行けないところもあるのですが、そこはどうにも先へ進んでからの話のようで、B2Fへ行かないとどうしようもないっぽいです。電車の中でマッピングしたくねーしなー、どうしたものですかねぇ。


タッチペンの存在が現在のDSの地位を築き上げたのは間違いないのでしょうが、タッチペンがあるからこそ、個人的には携帯ゲーム機としての評価を下げたくなります。グラフィックやサウンド面の性能もさることながら、携帯ゲーム機としての取りまわしの良さ、完成度の高さという点ではPSPの方が上なのではないでしょうか。結局マニアから支持されるがゆえに、DSの後塵を拝するという構図は、PS3Wiiとの関係に重なってきます。マニアであることが悪なのではないかとさえ思えるほどです。しかし現実問題として、DSの市場は現在ゲームソフトメーカーから見るとかなり美味しい市場になっており、安価な開発費でそこそこのゲームが作れ、カス当たりでも10万は楽に飛ばせます。PS3で莫大な開発費を投じても、10万売ろうと思えば死に物狂いでしょう。やってられません。別にDSのソフトが粗製濫造だと言っているわけではなく、それほど美味しい市場であるので、有力メーカーも当然ながら見過ごすはずはありません。典型的な例がDQ9の発売決定であり、これはさすがに、うげDSかよと鼻白んでいた人間(私もその一人ですが)といえど、プレイしないわけにはいきません。避けては通れない道です。PSPもMHP2ndが予約絶好調で、初のミリオンも視野に入って来ていますが、もっと中小のメーカーが活気付くような環境にまで押し上げて行かないと、発展は望めないのかもしれません。