放送の色々

satoyukiEII2005-10-09

今日もまた消化が全然追いつかなかったために、放送形態あれこれのお話でもしましょう。
タイドラインブルーが真HDで放送されたことは記憶に新しいですが、では世の中どんな種類の放送があるのでしょうか。


真HD
まごうことなきハイビジョン。HD制作され、HD放送されたものを言う。HDテレシネなんかも一応ここに含まれる。画面が小さいとアプコンとの違いがわかりにくいが、でかい画面だと歴然。雪の女王、タイドラインブルーなど。


アプコン(スクイーズ
SD制作され、HD放送されたもの。世間一般にはこれもハイビジョンと呼ばれている。一口にアプコンと言っても、高画質から低画質まで様々あり、細かく分けると色々違う。かみちゅコンポーネントマスターでかなりの高画質。逆にBS-iは相当ボケてて、地上波だと4:3のものをフルワイドで放送してくれる以外にあまり価値がない。テレ東はそれ以前の問題で、超額縁をズームして放送してるだけ。超額縁よりはましな程度。


アプコン(超額縁)
16:9のレタボ(4:3)の左右に黒帯をつけて16:9映像として放送したもの。これを4:3TVで見ると相当悲惨な絵になる。ワイドTVにしても上下左右を黒帯に囲まれ、かなりヘコむ。独立UHF局でのワイドソースはほぼ全てこの形態で放映されるため、UHF局はなるべく4:3ソースだけに絞って放送してくれることが望ましい。とっとと放送機材を更新してくれるのが一番なんだが。


SDスクイーズ
読んで字のごとく、SDのスクイーズツバサ・クロニクルなど。SDなので画質は望むべくもないが、変にいじってないのでスッキリしていて見やすい。


SDレタボ+16:9信号
SDの超額縁に16:9信号を付加したもの。強制ズーム状態になる。SDな上にズームなのでかなり厳しい画質になる。特にクレジットなどの字幕は悲惨。現在WOWOWでしか使われていないので、WOWOWの独自規格みたいになっている。トリブラフルメタなど。


4:3のソースは上には当てはまりませんが、HDだと額縁、SDだとフル画面になります。HDは4:3が規定されていないので、全て左右に黒帯(またはサイドバー)がついた16:9映像として放送されます。放送側が4:3信号を付加するか、受信側がサイドカット機能を持っていない限り、4:3TVではフル画面で見ることが出来ません。4:3信号はBSAのアニメ魂BS-i忘却の旋律などで実績があるのみで、地デジは皆無。サイドカット機能もごく一部のチューナーにしかありません。