『ぱにぽにだっしゅ』は最高。

いやまったくその通りだ。いまだかつて、再生ボタンを押すのにこれほど重苦しさから解放されたアニメはないと言ってよいくらいだ。凡作では、義務感が先立ってしまって時間の勿体無さが拭いきれない。名作の場合は、さあ見るぞという感じで、どうしても身構えてしまい、肩に力が入ってしまう。その点ぱにぽにだっしゅは、見るのにまったく余計な力は必要ないし、かといって退屈するような間延びもなく、次々にインパクトが視聴者に送りつけられる。実は今クールで終ってしまうのが一番残念なのは、ぱにぽにだっしゅかもしれない。ストーリー物ではないので、結論を引き延ばして中だるみになるようなこともないし、辻褄を合わせる必要もない。まだまだ続けてもらって何ら差し支えないのだが、ましかし、惜しまれつつ終れる間が華なのだと考えれば、終了もやむなしか。

そのぱにぽにだっしゅに関して、興味深い記事を見つけた。「ベッキーの髪の陰は何故ピンクなのか」という、一見他愛もないような記事だが、そのマニアぶりは、妙にアニオタ心を引きつける。絵描きならばさらなる感動を覚えるのだろうが、そうでなくとも、知ったかぶり大好きなアニオタにはたまらない内容になっているので、一度見ておくといいだろう。月詠はややコケた感があったが、やはりあのスタッフ達は只者ではないようだ。

「ベッキーの髪の陰は何故ピンクなのか」
ttp://ofo.jp/osakana/diary20051125.phtml