ツンデレの事情

satoyukiEII2005-09-25

今期最終回を迎えるアニメのうち、先週先陣を切って最終回を迎えた(あくまで私の視聴環境での話)あまえないでよっ!!ですが、まあ作品の良し悪しは別として、ツンデレ属性保有者としては、ヒロイン(千歳)のツンデレ具合があまりに弱すぎたと言わざるを得ません。


念のために補足しておくと、ツンデレというのは、好きな相手に対して素直になれず、普段はツンツンしているが、ふとした拍子にデレっとした表情や態度を見せてしまうキャラクター(の性質)を言い、スクールランブル沢近愛理GIRLSブラボーの小島桐絵などが該当します。たまに、他の人にはツンツンしているが、好きな相手にはデレデレしているという解説を見かけますが、大いなる誤りです。ツンとデレは同一の相手に対して発現しなければ、ツンデレとは言えません。シンジにはツンツンしているが加持にはデレデレなアスカなどは、フェイクです。


そこへ行くと千歳は確かにまごうことなきツンデレではありましたが、デレ要素があまりに低すぎました。ツンとデレの比率的にはかなり黄金比に近かったのですが、肝心の好意が足りなかったため、ツンは単に嫌がっているだけのようにも見えましたし、デレも感謝の域を超えていないように映ってしまいました。あの手のタイプのアニメの性質からして、ヒロインが主人公に好意をよせていなければ作品として成り立たないので、もうちょっとその辺のお約束を理解した上で作って欲しかったですね。