BRAVIA国内モデル発表

satoyukiEII2005-09-14

ついに国内仕様のBRAVIAが発表されました。
しかし微妙におかしいです。見てみましょう。


Xシリーズ
液晶のハイエンドモデル。フルHDパネルに、ライブカラークリエーションと呼ばれる新型バックライトを搭載。海外モデルでWCG-CCFLと呼ばれていたものでしょう。HDMIx2、iLinkx3と端子も豪華。フルダブルチューナーやDRC-MFv2(ベガエンジンHD)、S-Masterアンプを搭載しているあたりは、HVXの後継機種と言えそうですが、売れ線の32型がラインナップされていません。デザイン的にも、どちらかというとQUALIAの廉価版という雰囲気さえします。32でフルHDというあたりがネックになったのかもしれませんが、近々に32型が追加されるのではないかと邪推してしまいます。


V・Sシリーズ
一番分からないシリーズ。どうもデザインが違うだけのようです。系統としてはハッピーベガの後継にあたるのでしょうが、それを2シリーズも出す必要があるのでしょうか。HDMI・iLinkがありませんし、シングルチューナーです。S-Masterでもなければもちろんバックライトもノーマルです。Xシリーズの方をQUALIAに近いハイエンドに位置付け、Vシリーズは正統的HVXの後継モデルにするべきだったんじゃないでしょうか。HVXの仕様をそのまま引き継いで、「ソニーパネル」とやらにするだけで十分戦える製品になったと思います。価格的にもかなり抑えられますし。


Eシリーズ
リアプロ。グラベガの後継機でしょうか。SXRDではなく、3LCD。フルHDではありません。性能的・価格的側面からも、パフォーマンスモデルではなく、メインストリームでもなく、どちらかというとバリュークラスか。パフォーマンスクラスにはQUALIAがあるので、ここでもやはりメインストリームとなるクラスのラインナップが不足していることになります。


どうもハイエンド帯で高付加価値をアピールしつつ、ローエンド帯で利益を上げようという戦略に見えます。多くのユーザーが待ち望んでいたのはその中間のクラスではないかと思うのですが、企業戦略としてはそれが正しいのかもしれませんし、まだ次のモデルを見極めなければいけないのかもしれません。とりあえずHVXが名機であることは間違いないようです。デザインなんかは群を抜いてるんじゃないでしょうか。