ヌルくないジャンヌダルク

satoyukiEII2007-02-01

みなの先生、単行本ペース遅すぎです的コンバンワ。


史実をモチーフにしたゲームはあまた存在しますが、キャラクターや時代背景を借りてきただけのものも多く、ストーリーはご都合主義的に展開するものがほとんどです。PSPジャンヌダルクも、ご多分に漏れず、舞台設定を百年戦争時代のフランスにしただけの、ヌルいオウガバトルシミュレーションRPGなのだろうと思っておりました。まあ大部分においてそういう評価で間違いはないのですが、メインキャラが火あぶりで死ぬという、その辺のヌルいゲームには真似の出来ない芸当をやってのけた点が、ひと味違います。普通重要なキャラクターが死ぬ時というのは、敵と戦って死ぬとか、主人公をかばって死ぬものと相場が決まっていますし、処刑などというシチュエーションともなりますと、すんでのところで味方が登場して華麗な救出劇が見られるというのがパターンです。ところがこのゲームでは、すんでのところで味方が駆けつけるのが間に合わず、火あぶりの刑が実行されてしまうのです。神ゲーと呼ばざるを得ません。


まなびストレート!#4
スプレーで落書きをしまくるというOPが一部で槍玉にあげられているようだが、そのような倫理的評価はPTAにでも任せておいて、アニオタならまず映像的な観点から論じてもらいたいものである。なぜにああいう爽やか系が基本路線のアニメで、その顔となるOPであんなに曇り空チックなダークな配色なのか。手抜きか、それとも何かの暗示か、興味深いところである。