タブファイラ

ファイラーをお使いの方はいるだろうか。DOS時代にはFDという革命的なファイラーがあって、あの頃はもう、猫も杓子もFDって感じで使ってない人を探す方が大変なぐらいだった。FD、WTERM、VzはDOS時代の三種の神器と言えるのではないだろうか。（私はVzではなくMIFESを使っていたのだが）

Windows時代がやってきて、FDのWin版、WinFDなるものも存在したが、やはりWin時代にはWin時代のファイラーが必要だった。しかしどうにも標準のエクスプローラは使いにくい。そこでしばらくは、操作方法がFD準拠なFileVisorを使ってみた。相当使いやすいものだったがいかんせんシェアウェアというのが納得いかず、その後SeeZに乗り換えた。操作方法はFDではなくエクスプローラ準拠になってしまったものの、さしたる不都合もなくなっていたので使っていた。ところが2006年になって、いきなり期限切れで使えなくなってしまった。最新版に差し替えたら使えるようになったが、どうやら開発はストップしているらしい。

というわけで別のファイラーに乗り換えようと調べていると、タブファイラなるものが存在するらしい。要はタブブラウザと同じ理屈で、開いたフォルダを一つのタブとして認識し、複数のタブを切り替えて使おうというもののようだ。慣れてくるとかなり使い勝手が良さそうな感じではあるが、最近は普段使っているツールを新しいものに乗り換える時の煩わしさ（特に時間的なもの）が日常生活に響いてくるようになってきており、Sleipnirもいまだに旧版を使っている始末。この乗換え作業もずるずると引き延ばしてSeeZが再び期限切れになってからになりそうな予感。